バイトの複数応募はアリ？進め方や保留・辞退の仕方などを解説

バイトの複数応募は可能です。
なぜならバイトに応募したからと、必ずしも採用されるとは限らないからです。
そのため1つひとつの選考を受けて採用結果を待ち、落ちてからまた次を探していてはバイトを始めるまでに時間がかかってしまいます。
またバイト側も応募者が複数応募している可能性は理解しているため、マナー的にも複数応募は問題ありません。
ただし、やみくもに複数応募することは控えましょう。
あくまでスケジュールが調整できる範囲で、ダブルブッキングによる面接の無断キャンセルやドタキャンが発生しないよう応募することが大切です。
求人サイトを見ても複数のバイト先にまとめて応募できる機能もあるため、気になった求人があれば無理のない範囲で積極的に複数応募してみてください。

気になる求人がいくつかあり、複数応募するか迷っている方はバイトを複数応募するメリット・デメリットも押さえた上で応募するかを判断するのも1つの方法です。
ここでは、バイトを複数応募するメリット・デメリットをみていきます。

【バイト複数応募のメリット】

・採用率が高くなる
・バイト開始までの時間が短くなる
・複数のバイト先を比較検討できる

応募数が多いほど、それだけ採用率も高くなる点は複数応募のメリットです。
またすぐにでもバイトを始めたい場合は、複数応募がおすすめ。
なぜなら、バイト先によっては応募から面接、採用結果の通知までに時間を要することもあり、加えてそこで落ちてしまってはまた振り出しに戻ってしまうからです。
興味のあるバイト求人が複数あれば、同時に応募することで効率的に選考を進めて素早くバイトが開始できるでしょう。
また選考では求人サイトからではわからない職場やスタッフの様子、実際の仕事内容などを知ることができます。
同じ時期に複数の選考を受けていれば各バイト先が比較しやすく、採用がもらえればその中で自分に合ったバイト先が選べます。
そのためにも、バイト先への疑問点は選考の場で積極的に質問してみましょう。

【バイト複数応募のデメリット】

・面接のスケジューリングが大変
・辞退連絡が必要になる場合がある
・選考結果を待ってもらえないケースもある

一方で、複数応募の最大のデメリットは面接のスケジューリングが大変な点です。
面接日程を決めるにあたり各応募先の採用担当者や店長とやりとりしなければならず、かつ面接日程が被らないよう調整する必要があります。
遅刻などのリスクを抑えるためにも面接日は被らないように調整するのが理想ですが、難しい場合は時間に余裕を持たせることがポイントです。
また複数のバイト先から採用連絡をもらった場合、いずれかのバイト先に採用辞退の連絡を入れなければなりません。
せっかく採用をくれたバイト先に辞退連絡するのは気が引けてしまうかもしれませんが、複数応募では避けられない部分です。
そして全ての応募先からの選考結果を受けて入社先を決めたいとなっても、バイト先によってはすぐに回答を出さなければならないケースがある点も注意が必要です。

バイトを複数応募すると、一気に面接の案内が来るため慌ただしくなります。
複数応募のメリットを活かしつつ、納得のいくバイト先を決めるためには面接の進め方を工夫することがポイントです。
ここでは、複数応募の際に意識すべき面接の進め方のポイントをお伝えします。

【志望度の高いバイト先から面接を受ける】
応募先から面接の案内がきたら、志望度が高い順に面接が受けられるよう調整できるとベストです。
前述したように、採用された場合バイト先によっては他の選考結果を待たずに回答を求められるケースがあります。
もし第一志望の結果を待つために他を辞退したにもかかわらず、そこが不採用ですと応募先がなくなってしまい、また１からバイト探しをやり直しになるかもしれません。
一方、あえて本命を2〜3社目の面接に持ってくるのも1つの方法です。
そうすることで面接の経験を重ねることができ、反省点などを本命の面接に活かすことができます。

【面接はなるべく同時期に受ける】
スケジューリングが大変になってしまいますが、なるべく面接は同時期に受けることがポイントです。
同時期に集中して面接を受ければ選考結果も大体同じ時期にわかるため、採用がもらえれば比較検討した上で最適なバイト先が選択できます。
効率的に選考が進められるだけでなく、各応募先に選考結果を待たせずに済み、かつ慣れた状態で面接に臨める点でもメリットがあります。

【各応募先の採用連絡日を確認しておく】
各応募先の採用連絡日を把握しておくことで、選考後の大体の流れやスケジュールが想定できます。
基本的に面接終わりに採用連絡日の目安を伝えてもらえますが、何も言われなかった場合はいつまでに採用連絡をもらえるかを確認しましょう。
この点が把握できていれば、選考結果を待ってもらえるよう打診することも可能になります。